1995年に浜松で開催された「国際フードファクター学会」以後、科学的根拠に基づいた(Evidence-based)、「機能性食品因子」(ファンクショナルフードファクター)研究の重要性に大きな注目が集められてきました。この学会には予想以上の参加者と熱心な討論が行われ、われわれの想像以上の注目度で、出席した1000人近い参加者の間から、このままで終わるのはもったいないとの声があがり、その結果、「日本フードファクター学会」(JSoFF)が設立されたというわけです。このようにしてスタートしたJSoFFも今年で10年を迎え、益々の学会活動の必要性が求められています。今年度のJSoFFは、岡山大学で開催され、2005年10月25日に盛会に終えることができましたが、今回、特に印象深かったのは、若手の積極的な参加でした。現在、研究活動の中心的な存在である若手の研究者の方々にシンポジウムの企画をお願いして開催された内容はすばらしいものであり、データに基づいた興味ある最新の研究発表が行われ、活発な討論が行われました。
来年度大会は、私がお世話することになり、2006年11月20日、21日に名鉄犬山ホテルに泊り込みの形式で行うことを企画しています。また、11月22日には、大東肇京都大学教授のお世話で、「国際シンポジウム」も企画されており、多くの会員の皆様のご参加で、昼夜にわたる活発な議論が行われるものと期待しています。2007年には、4年に一度の「国際フードファクター学会」が、吉川敏一京都府立医大教授のお世話で京都での開催が予定され、また、サテライトシンポジウムとして、寺尾純二徳島大教授のお世話で「国際ポリフェノール学会」も企画されています。
このような背景で、「機能性食品因子」研究への期待は、今後、一層高まってゆくものと期待されます。今回のホームページの開設は、きわめてタイムリーであり、会員の皆様への情報の場となると共に、学会への要望、また、会員諸氏の交流の場となることを期待しています。ぜひ、積極的にご利用いただき、有効に活用されることを心から期待しています。
( 名古屋大学教授 日本フードファクター学会元理事長 大澤 俊彦 )